ウェブ解析士の2018年カリキュラムは、毎月第4水曜日に委員会を行い、作成を進めています。
今回は5月の開催分進捗を報告いたします。
1. 上級ウェブ解析士カリキュラムからの移行(事前)
- 上級の受講に必要な知識はウェブ解析士受講時に身につけておくべき
- 上級で学ぶ内容は当日ハンズオンだが、手元に残しておきたい(おいてほしい)知識内容もある
という委員会での問題意識から、上級のカリキュラムからウェブ解析士(旧・初級)カリキュラムへ移行する内容を決めました。
具体的には5月GW某日に上級カリキュラム委員と会合を持ち、講義資料をもとにバイページで移行内容の擦り合わせを行いました。例えば以下のような決定を行なっています。
- CTAやNPSなどの「唐突な略語系」の説明
- プロパティとビュー(これらはGA用語ではある)、ディメンションとメトリクスなどの原理系の説明
- カスタマーアナリティクス、UX軸の分析は付録としてウェブ解析士に掲載(検討中)。17年テキストにおけるAAのような位置付けとする
2. 上級ウェブ解析士カリキュラムからの移行内容
前項で挙げた議論により大小15の内容を上級から移行することに決定し、ウェブ解析士カリキュラム委員会で具体的に各内容を章に割り付けました。この作業自体は、もともと上級のカリキュラムも章立てが行われていたので、迷うことなくスムーズに行うことができました。
3. 各章担当者の配役(およびスケジュール確認)
実務的に重要なこととして、今回の委員会では各章の担当者を委員から割り振りました。
担当者は、
- 17年版の推敲(要は、読みにくい部分や冗長な箇所の編集)
- 上級からの移行内容(前項)の挿入
- 新規原稿執筆者とのコミュニケーション、原稿収受
を行います。
前回までの委員会の議論で、新規に追加すべき内容やリニューアルすべき内容について整理を行ないました。その中で担当者は、追加すべき内容についてはウェブ解析士協会のネットワークをフル活用して、各専門家に執筆を依頼することになります。
上記3点を7月末をめどに完成させ、校閲(ここでは、原稿を横断的に確認し内容の審議を精査すること)を進めることになります。
4. 今後に向けて
各担当者が担当の章について前項の内容で編集を7月末完成めどに進めます。
この記事をご覧の方におかれても、新規原稿の執筆について協会を通じてご依頼させていただくこともあるかと思いますので、その際は是非ご快諾をお願いいたします。
5. 2017年ウェブ解析士テキストのオンライン公開
昨年同様に、テキストの無料公開を勧めています。広くウェブ解析士資格に興味を持っていただくため、各月1〜2章の分量を公開するスケジュールです。5月は第2節が公開されました。詳細は以下からご覧ください。
https://www.waca.or.jp/pub/
6. あなたもウェブ解析士カリキュラム研究会メンバーに
ウェブ解析士カリキュラム研究会では、一緒に新しいカリキュラムを検討していただける分科会メンバーを引き続き募集しています。ぜひ分科会に所属して2018年のウェブ解析士講座を作っていきましょう。
▼2018年ウェブ解析士カリキュラム研究会からのお知らせ
次回のウェブ解析士カリキュラム研究会は、6月28日(水)18:00~20:00西新宿で開催予定です。
参加申し込みはこちら: https://web-mining.doorkeeper.jp/events/61384
一緒により良いカリキュラムを作っていきましょう!!