ウェブ解析士の資格を取得した方を対象としたショートインタビュー。今回は、福岡でウェブを総合的に扱うジェネラリストの藤春(ふじはる)さん。「専門性を模索している」と、キャリア選択の真っ只中にいらっしゃる藤春さんの葛藤を伺いました。
(インタビュー・編集:ウェブ解析士マスター 小杉 聖)
――― 藤春さんは現在、福岡でフリーランスをされていらっしゃるんですね。
藤春 達也さん(以下、藤春):形式的には個人事業主で、特定の企業に業務委託を請け負っています。社員2名と僕を含めた外部パートナー2名の計4名で業務をしており、同じ仕事をしているけれど社員と外部パートナーの間に雇用関係はない、という状況です。
――― そういう形式、増えてますよね。フットワークが軽くてステキです。
藤春:今のようなかたちになって1年半くらい経ち、少し落ち着いてきたので自分の専門性を模索しているところです。ずっとウェブに関わってきていましたが、Google アナリティクスの分析やウェブマーケティングに興味が湧いてきたので、ゆくゆくはマーケティングの仕事をしていきたいと考えるようになりました。
――― ウェブ解析士を学びたいと思ったのも、それがきっかけですか?
藤春:実は、最初からウェブ解析士を受けようとは思っていなかったんです。社内の4人のうち、Google アナリティクスを見る人が自分しかいなくて、もっと学びたいと思って調べていたときに「上級 Google アナリティクス講座」を見つけまして。1日でレポート作成まで習得できるなら、使えそうだなと思って受講しました。
――― え?ということは、エキスパート講座から入ったんですね!「上級 Google アナリティクス講座」って、上級ウェブ解析士レベルの知識が求められるものなんですが、スゴイですね……!
藤春:Google アナリティクスはある程度使っているから、大丈夫かなと思って……でも、基礎からできてなかったのを思い知りました(笑)
その時の受講生は僕だけだったので、講師の石本先生がすごく丁寧にマンツーマンで教えてくれたんです。その知識の豊富さに興味が湧いて、ウェブ解析士の資格取得を決めました。
――― それは良い師匠に会いましたね!その後、キャンペーンでウェブ解析士を受講・受験されて合格されたわけですが、やってみてどうでした?
藤春:ええと……細かいところを言ってもいいですか?
――― いいですよ!
藤春:受けたのは動画を見ながら学習を進める方式の講座でしたが、画面上の誤字脱字が多かったり、次に行くボタンがわかりにくかったりするのが、ものすごくストレスでした。普段からウェブサイトの誤字脱字チェックをしているので、どうしても気になって……学べる内容は良かったのに、すごくもったいない。
――― 同じような声は他にもいただいていますので、ちゃんと課題感を持って取り組まないとですね。ありがとうございます。
藤春:あ、これだけで終わらせるのもなんなので(笑)
学べる内容は本当に良くて、ウェブに関わる知識を体系的に習得できたし、今までやっていたことの裏づけもできました。ただ、資格を取れば仕事につながるとは思ってないので、得られた知識を活かせるようにしたいです。
――― 確かに、実務で使うのが一番ですよね。
藤春:そうなんですよね。先程もお話しましたが、今も全般的に様々なことをやってはいるものの、専門性に欠けると思っていて。僕は制作をしておらず、ディレクション業務がメインなので、なおさらそう思うのかもしれません。ウェブマーケティングも手探りなので、ウェブ解析士のメリットにあった「会員同士の交流」にも期待しています。
――― そうですね、今だとカリキュラム委員会からテキスト校正の依頼が来る時期なので、藤春さんにはピッタリかもしれません(笑)
トリプルメディア委員会はスキル採用みたいになっていますが、ちょこちょこプロジェクトを立ち上げているので、開催予定のイベントをチェックしてぜひご参加ください!