「仕事とデジタルマーケティングと資格」をテーマに、ウェブ解析士協会会員の働き方を深掘りするインタビュー。91人目は、ウェブコンサルティング事業を新たにスタートした石元 和弘（いしもと かずひろ）さん。未経験のデジタルマーケティング領域に挑戦するために資格取得した石元さん。はじめの一歩をどう踏み出せばよいか悩む方へ届けたいお話です。
（インタビュー：チーフSNSマネージャー 毛利 美佳、編集：ウェブ解析士 ふじねまゆこ）
未経験から、デジタルマーケティングの全体像を掴めた
――石元さんはウェブコンサルティング会社を経営されているそうですね。どのような経緯で起業されたのでしょうか？
石元 和弘さん（以下、石元さん）：大学卒業後、教育業界、IT業界を経て起業し9年経ちました。IT業界といっても幅広く、主にハードウェアを扱う仕事です。ウェブ分野は今年から開拓しはじめた状況です。
――まさに、上級ウェブ解析士と上級SNSマネージャーの資格をもって、事業をスタートされたのですね。なぜ、数ある資格の中からウェブ解析士を選ばれたのですか？
石元さん：この資格を知ったのは、WEBMARKSというウェブマーケティングスクールでした。そのスクールの中で取得されている卒業生の方が何名かいたので私も挑戦しようと思いました。
――実際に学んでみていかがでしたか？
石元さん：楽しかったです。ただ、独学で試験に合格したため、もっと実践的な内容を勉強したいと思い、上級もすぐ申し込みました。
上級ウェブ解析士認定講座は、アウトプットの量が多かったものの非常に楽しかったです。講師の丁寧なフィードバックは、未経験の私には非常にありがたかったです。
SNSに触れて気づいた面白さ
――SNSマネージャーも取得されたのはなぜですか？
石元さん：私はもともとSNSと無縁の生活をしてきました。でも、ウェブマーケティングスクールの講座が終わったあとで、同期へ「一緒に勉強してくれてありがとう」という気持ちを伝えたいと思い立ちました。連絡先がわからないなかで、Xなら伝わるかなと思ったんです。
投稿を始めてみると、これまで接点がなかった方々と交流できたことに面白さを感じました。同期にお礼も言えましたし。
投稿に悩んだ時は、チーフSNSマネージャーの方からXでいろいろご指導いただき、ウェブ解析士の方々の投稿を見て励まされ、SNSの面白さを知りました。あらためて勉強したいと思い、資格にも挑戦することにしたのです。
――コミュニケーションがあってこそのSNSですね。
石元さん：まさにそのとおりですね。
――その後、SNSマネージャーを取得されてよかったことはありましたか？
石元さん：SNSを普段から運用されている先生方とのランチミーティングは、非常に学びが多い場でありがたいです。上級SNSマネージャーを取得したのは、このハイレベルな勉強会に参加したかったからなんですね。
上級SNSマネージャー認定講座は、講師のフィードバックが想像以上に多くて、さらに私自身の課題もしっかりご指摘いただけた点が想定外でした。もっと改善したいと、前向きになれたのが嬉しかったです。
仲間との出会いと学びが、大きな一歩になった
――石元さんは先日のウェブ解析士会議（2024年9月14日開催）に参加されたそうですね？
石元さん：はい。悩みましたが、X上で登壇者や参加予定の方々のポストを拝見して、これは行くしかないなと思い参加を決めました。
実際に参加してみると、SNSだけで交流していた方や、これまで接点がなかった素敵な方々とリアルでお話でき、最高の経験になったと感じています。もちろん出会いだけではなく、5時間におよぶ講義の知識量がものすごかったです。
――ありがとうございます！石元さんは、今後どのようなビジョンを描いていますか？
石元さん：当社はウェブコンサルティング事業を2024年7月に立ち上げたばかりです。資格を取得したからといって実務にすぐ活かせるかというと、そうではないと思います。実績で判断されるのが現実です。
SNS、ウェブ解析士会議のおかげで、協会の素晴らしい方々とお仕事するきっかけを得ました。お客様へのよりよい価値提供を続けるために、もっと学び、ともに励み合う仕事をしたいと考えています。
あとがき
異業種からウェブマーケティング業界へ参入された石元さん。スクールに通いながらも2つの上級資格へ挑戦し、見事取得されたエピソードには驚かされました。ウェブ解析士協会の資格は知識だけでなく、実践に準じた上級講座でのアウトプット、さらには合格後の交流まで得られることが大きなメリットです。まさにその体験談を聞かせていただき、改めて学びがいのある資格だと感じました。今後の事業拡大も楽しみにしています！（毛利）
関連リンク
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