大好きなウェブ制作から一歩踏み出し、「お客様の成果」を再認識できた ウェブ解析士 宮崎真一さん

「仕事とデジタルマーケティングと資格」をテーマに、ウェブ解析士協会会員の働き方を深掘りするインタビュー。93人目は、航空業界からウェブ制作者として独立した宮崎 真一(みやざき しんいち)さん。ウェブ制作にのめり込むうち、ふと「お客様のためになっているのか? 」と、立ち止まった宮崎さん。ウェブ解析士の資格勉強で得た知識により、見えていた景色がガラリと変わったそうです。

(インタビュー:チーフSNSマネージャー 毛利 美佳、編集:ウェブ解析士 ふじねまゆこ)

目次

もっとお客様のためになるサイトを作りたい!

――自己紹介をお願いします。

宮崎真一さん(以下、宮崎さん):宮崎真一と申します。航空業界で長く働きながら、複業でウェブ制作に関わってきました。ただ、コロナ禍を機に先々のことを考えて独立し、ウェブ制作支援を続けて5年になります。

ウェブ解析士を知る前は、ウェブ制作自体に面白さを感じて一生懸命に取り組んでいました。ただ、ふと「これはお客様に役立っているのか? 」と立ち止まる出来事があったのです。

どうしたらお客様の役に立つウェブサイトが作れるのか、調べて知ったのがウェブ解析士でした。この資格のおかげで、仕事の内容も、ものの見方も変わったと感じています。

――嬉しいお言葉をありがとうございます! 具体的にどう変わりましたか?

宮崎さん:ウェブサイトの目的に目が向くようになったところが、一番の変化でした。お客様の問い合わせ、ECサイトの売上などのコンバージョンを伸ばすために何ができるか、この資格じゃなければ得られなかったと思っています。

サイト制作の範囲を超えて、デジタルマーケティング戦略の全体像に目がいくようになりましたし、お客様への説得力もつきました、

――素晴らしいですね。うまくいった施策のエピソードがあれば教えていただきたいです。

宮崎さん:ウェブ解析士の知識は、サイトリニューアルで発揮されやすいです。まずリニューアル前のアクセス状況をGA4等で把握してみることで、課題が見つけやすくなります。

その課題に対し、全面リニューアルするのか、一部改修にするのか、こちらから自信を持って提案できる範囲が増えたと感じています。

試験で気づいた、学びの定着度

――ウェブ解析士試験に向けて、どのような勉強をされましたか?

宮崎さん:テキストをダウンロードして学びましたが、こんなに覚えるべきことがあるとは思わなくて……! これは覚悟を決めなければと思って、毎日の予定表を作って計画的に読み込みました。

――試験を受けてみていかがでしたか?

宮崎さん:思ったより大変な印象でしたが、試験を進めるうちに「これはテキストに出たな」と思い出して、ちょっと安心した記憶があります。

――テキストで得た知識の中で、実務に役立てられそうだと感じた分野はありますか?

宮崎さん:マーケティングのフレームワークですね。3C分析やSWOT分析などの市場分析は、今も実務に役立っています。

協会活動で自分の「好き」を生かす

――協会の会員部にも所属されているそうですね。どのような活動を?

宮崎さん:取得してこんなに嬉しい資格はこれまでなかったので、ウェブ解析士協会になにか手伝えることはないかと思って会員部に入りました。

会員部ではXの公式アカウント運営の補助をしています。Xのスペース機能を使ったイベント「ゆるり交流会」の運営のうち、告知用のサムネイルや、キャッチコピーの作成などが担当です。ライティングも好きなので、キャッチコピーづくりは楽しみながら取り組んでいますね。

※ユーザー同士がリアルタイムで音声チャットを行うことができる機能

――ご自身の「好き」を生かす姿勢がとても素敵ですね。コミュニティ活動にはどのように参加されていますか?

宮崎さん:2024年に開催された「ウェブ解析士会議2024」に参加し、とても良い印象を受けました。各分野に特化した講師のお話は、どれもウェブ解析につながるものばかり。非常に勉強になりましたし、新しいつながりもできました。

――ズバリ、ウェブ解析士を取得して良かったですか?

宮崎さん:すごく良かったです。これは取らなきゃ損だと思いますよ。特に、ウェブを使った仕事に取り組む方は取得するべきだと思います。

――心強いメッセージをありがとうございます!最後に、資格取得を検討する方へメッセージをお願いします。

宮崎さん:ウェブ解析士の仕事というのは、ウェブ解析にとどまらず、お客様へのいろいろな貢献のきっかけになる資格です。デザイナー、ライターをはじめ、ウェブ制作に関わる人すべてが、「お客様のために何ができるか」を考えるとき、ウェブ解析士の知識が間違いなく必要になると思います。

ぜひ、挑戦していただけたらと思います!

あとがき

ノーコードツールや生成AIが発展するにつれ、単に作るだけのウェブ制作者の存在意義が問われる時代になりました。そんななか「お客様への貢献」を第一に考えてウェブ解析士の資格取得を決意された宮崎さんのお話は、私自身とも共通点が多く、とても聞き応えのあるお話でした。

ウェブ解析士ならではのコミュニティも活用されていて、資格のメリットを存分に味わっていただいている様子も、資格を検討されている方の後押しになったのではないでしょうか。今後ますますのご活躍を期待しております!

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