ウェブ解析士行動規範

ウェブ解析士の資格を取得する、それ自体に意味はありません。ウェブ解析士は、資格取得後以下の行動規範に沿った活動をすることではじめて意味を持ちます。資格取得は、そのスタートラインに立ったにすぎません。

ウェブ解析士は

消費者つまりユーザがより良い製品・サービスを享受する

企業が収益を上げる

自らの仕事が増える

その循環を創ります。

それが産業を活性化し人々を幸せにすることができると信じるからです。

1. 事業の成果を上げ、産業を振興します

ウェブ解析士の目的は「ウェブを改善すること」ではありません。
「ウェブ解析を通して事業の成果に貢献すること」です。
クライアントと、成功も失敗も共有する関係を築き、お互いが成長することを喜びとします。

ウェブ解析士は、経験を積むためにボランティアを行うこともありますが、原則、ビジネスとしてウェブ解析を行います。

ウェブ解析のプロとして、産業を振興し、社会に貢献します。

2. 顧客主義を貫き、行動します

ウェブ解析士はユーザの声を事業活動に生かす方法を提案します。

クライアントから報酬を得る立場でも、勇気をもってユーザの声を伝えます。

さらに、ユーザの声をもとに仮説を立て、行動します。
行動なきウェブ解析に価値はないと考えるからです。

3. あらゆるデータと真摯に向き合います

ウェブ解析士は、ユーザとクライアントが幸せな関係を築くために、データを根拠として組織を変革する者です。

それによって、社会をより良い方向に変えることができると信じています。

そのため、アクセスログやウェブマーケティングツールにとどまらず、事業の成果につなげるために必要であればウェブと直接関係のないデータも分析対象とします。

4. 誰もが機会を得るため、実務と教育を両立します

ウェブ解析士は、誰でも望めば学び、教え、解析をし、解析を受ける環境を作ります。

実務でリアリティを持つこと、教育でポリシーを守ることにより、有用な実績と人材育成につなげます。

実務と教育の両軸を回すことは、ウェブ解析士が持つ重要な価値感です。

5. 顧客情報の保護と実務経験の共有を両立します

ウェブ解析士の取り扱うデータは企業秘密情報であり、契約や情報管理においてユーザ及びクライアントにリスクを与えないよう厳重に管理します。

一方で、経験を共有する活動を怠ってはなりません。

経験を積極的に共有することで、ウェブ解析士全員が解析の質を高めることを喜びとします。

 

今後、ユーザやクライアントの様々な情報が可視化されます。

ウェブ解析士は、ウェブにとどまらず、あらゆるデータを活用するために最新技術を学びます。

一方で、クライアントが事業の成果を上げることが使命であることを忘れず行動します。