株式会社 アイ・アンド・キューアドバタイジング様は、クライアントの右腕としてコミュニケーション課題の最適化業務を実行するソリューション提案型の広告会社です。クライアントとなる会社の経営理念・経営ビジョンなどの企業全体のあるべき姿に基づいてマーケティング・販売・採用戦略をクライアントと一体感を持って立案することで、一貫性のあるコミュニケーションを行うことを強みとしています。今回は、株式会社 アイ・アンド・キュー アドバタイジング 営業本部クリエイティブグループグループマネージャーの磯部規義様にお話を伺いました。
磯部:弊社は、もともと地元名古屋で広告代理店として、個性的かつ実践的な手法を目標に仕事を行って来ました。大手の代理店が台頭するなか、地元で差別化をはかって行くために、アニメーションを活用したり・歌もので一世を風靡することもありました。時代が流れていく中で、さらなるクライアントへの貢献度を高める為に、「栄ミナミマーケティング」というオフラインでの取り組みも行うようになりました。
磯部:もともと、弊社の社長が地元の地域振興会や財界の人たちとネットワークがあり、地元を盛り上げていくために地域の方々と協力・協働して行ったのがきっかけです。現在に至るまで様々な取り組みを行って来ました、そして栄ミナミマーケティングがその中で最たるものです。街おこしは、とても時間がかかりますし、「言うは易く行うは難し」ですのでそう簡単には行きません。しかし、現在では全国初の取り組みとして取り上げられる案件もあり、他の地域から町おこしのモデルとして取材に来ていただける場合もあります。音楽祭・盆踊り・NAGO-1グランプリ、歩行者天国などのイベントを含む街おこしで人通りが増え、その上でデジタルサイネージやバナーなどの媒体を活用したPR活動やマーケティングを行っています。多くの人が訪れるようになってこそ、街でのマーケティングが意味を成すので現在はとても有効で意味のあるマーケティング活動だと思います。
磯部:名古屋では、デジタル化の波は、関東・関西に比べれば遅いですが、やはり業界のトレンドは東京・大阪の2,3年後には来ます。弊社もその波を乗り越えて行くために社員が体系的な知識を身につけて、ウェブでの広告ニーズに対応する必要があると考え導入しました。また、新卒社員については、新卒採用の段階で、きちんとしたデジタル領域での分析や、広告代理店としての役割を発揮できる人材を育て上げることにコミットしていますし、新卒で来て頂く方にその旨を約束しています。新入社員を育て上げるための一つに、ウェブ解析士・上級ウェブ解析士の取得も含めているという次第です。
磯部:まず、ウェブやデジタルへの抵抗感は圧倒的になくなると思います。お客様の要望が高まる中で、お客様がデジタルのトレンドを話してきてもきちんとプロとして接してサービスを提供することができる。名古屋だとやはり、デジタル化の波は遅いからこそ、まだまだ多くの方は、デジタルな世界への抵抗感は存在します。社員においてもその傾向を無視せず、ウェブ解析士の資格試験を受けることで、用語への理解や基本的な考え方は身につきます。また、マーケティングを含めて体系的に学ぶことでビジネスの全体像をつかむことができるようになり、より効果のあるマーケティング・PR・広告を実践して提案することが出来ます。
磯部:専門性を持った人材や外部パートナーとのマッチング機会を提供してもらえるとありがたいです。デジタルの業界は、知識やテクノロジーの進化と陳腐化の速度が早く、全てを個人や一つの企業でカバーすることは不可能に近いです。そこで、信頼できるパートナーが得られると、お互いの強みを組み合わせてシナジーを生むことができる。そのマッチングを今後はウェブ解析士協会に増やしていってほしいです。