株式会社エス・ピー・エスは、香川県高松市で売上アップ・集客できる成果達成型ホームページ制作を強みとして、成功事例を数多く手がけられている制作会社です。
株式会社エス・ピー・エス会長の横澤 幸満(よこざわ ゆきみつ)さんに、ウェブ解析士を社内資格にするに至った理由や狙い、社員の方々の様子などを伺いました。
まずはじめに、自己紹介をお願いします。
「株式会社エス・ピー・エス」は、香川県高松市で企業理念に「高い満足」と「安心のサポート」の2つのキーワードをかかげ、売上アップ・集客できる成果達成型ホームページ制作を強みとして、展開しています。
会社立ち上げ当初は、単なるホームページ制作という形でスタートしたがお客様が本当に満足してくれることを突き詰めて考えたら、「売上があがる」とか、「目的が達成される」というところが重要だろうと思い「成果達成型ホームページ制作」という形で差別化を図りました。
また、香川県で成功している秘訣は、ホームページを作りっぱなしで終わらせるのではなく、人間的な手厚いサポートを徹底的に、やり過ぎなくらいしていくこと。これが成功している秘訣だと思います。
横澤さんが受講されてから、現在では何名の方がウェブ解析士の資格を取得されているんですか?
初級ウェブ解析士を受講したのは、2012年の2月頃です。
私も含めて5名が上級ウェブ解析士の資格をもっています。
最初に横澤さんお一人で受講されたんですか?
はじめは、初級ウェブ解析士を地元の香川県で従業員と二人で受けました。
従業員から「ウェブ解析士って資格がありますよ」って教えられたのがきっかけで、二つ返事ですぐに講座に申し込みました。
そして、初級ウェブ解析士に受かって、更に上級ウェブ解析士もあることを知って立て続けに受講しました。
香川県には上級ウェブ解析士講座はなかったので、大阪の亀井講師のところで受講しました。
今は、社員全員、亀井講師のところで受講させていただいています。
初級ウェブ解析士を受講された感想をお聞かせください。
今まで解析というものはしていたが結構、難しかったというのが正直な感想です。
初級ウェブ解析士を受講してみて、今までなんとなく覚えていた用語の定義であるとか、解析まわりの知識の理解が深まりました。
また、指標も色々あり、最初は根底の条件を知らないものが多くどこから見ていけばわからなかったが、初級ウェブ解析士講座で体系的に学ぶことで概念整理がついて、解析する上で、どういうところを見ていけば良いのかわかるようになりました。
上級ウェブ解析士講座は受講してみていかがでしたか?
分析レポートはこう書いたらいいんだとわかるようになりました。
講義では、KPIのところを深堀りして教えていただいたので、お客様とはKPIを中心にお話をするようになりました。
それと、上級の講座で出てくるコンセプトワークなども実際にコンサルをしていく前段階のサービスメニューとして増やしました。地方はサービスの製品化がなかなか難しいのですが、上級ウェブ解析士講座で基礎知識が増えたあとでは、こういったサービスメニューが非常につくりやすかったです。
今では、コンセプトワーク、集客施策、解析改善を1つのメニューとしてすべて手がけるようになりました。
社員の方々には、何か変化がありましたか?
制作会社なので、デザイン系の学校からデザインしか経験したことのない人が入社する場合が多いのですが、ウェブ解析士講座で今まで知らなかった分野を勉強することで、従業員のレベルがものすごくあがりました。
社員の意識レベルがあがることで単なるホームページ制作会社から、成果達成型ホームページ制作にシフトできました。
横澤さんは、まさにウェブ解析士協会の成功事例ですね。
集客はどのようなことをやっているんですか?
集客はセミナー、ホームページ、紹介などです。
近県のマーケットの大きい岡山、広島への進出も考えています。
ウェブ解析士関連の方を多く呼んで社内講習をされていますが、
開催する意義や、内容を教えてください。
平均2か月に1回開催しています。
ウェブ解析士で言えば、田中 友尋さん、岡本裕智さんなど。ウェブ解析士以外では、PPC業界やSEO業界で有名な方にも来ていただいています。
講師の方は、自分が「この人いいな」と思った人のセミナーに実際に足を運んで参加して、決めているんです。
セミナーを実際体験してみて「是非、弊社でもやってほしい」という方を呼んで開催します。
横澤さん自ら、熱意をもってセミナーに参加されているからこそ、ものすごい方々に講師として登壇していただけるんですね。
すごい講師を呼ぶことで、従業員のテンションやモチベーションもあがるんですよ。
それまで、従業員には月に一回、近場のセミナーに行かせていたんですがそれでは、今一つ成長がなかったんです。
講師を呼んでやるには、お金はかかるんですがその場で、すぐに「今のはどういうことですか?」と質問してその場で疑問を解消していける。
そのような環境を用意してあげると、従業員のスキルは一気にレベルアップしました。
今後、更なるレベルアップのために受けたい講座とかありますか?
我々は「お客様を成功させること」の一点に、従業員全員が同じ方向を向いて仕事をしています。
実際、成功するとお客様にはものすごく喜んでいただけますし、感謝される。それを受けて従業員もまた、仕事のモチベーションがあがるんですね。
けれど反面、全部が全部成功するわけではないんです。うまくいかないことがあった時は「あっ、これもっと勉強しなきゃいけないな」ということに気づけるので、講師の方を読んで勉強するとか、セミナーに行くとかどんどん取り組んでいこうと考えています。
また、ウェブ解析士協会では、PPCに関するSEMエキスパート講座がはじまるようですが、非常に注目しています。
香川県のお客様でもPPCが絡んでいるケースがほとんどですが、それでも、IT戦略やウェブマーケティング自体にまだまだ取り組んでいるところが少ないです。
PPCの領域を啓蒙して、どんどんPPCを普及させていきたいとも考えています。
資格をとられたのは、3年くらい前ですが、あれから社員数は増えたのですか?
実は、マーケティングの領域に踏み込むために、社員にかなり勉強させたところ、社員数は減ったんですよ。
これは仕方がなかったことと思っています。それはお客様の高い満足のため、そして自分たちが成長していくためには、やはり社員には勉強してもらわないといけないですから。
社員数が減ってしまって、売り上げ規模は下がってしまったんですか?
いや、それが逆に、売り上げが1.5倍くらいになり、成長していっている状況です。
勉強熱心な人ばかり残って生産性が上がったのか、社員数が減っても売り上げは変わらなかったんです。
PPC広告の領域にも取り組んだ部分の効果も大きいかもしれません。
これから上級ウェブ解析士を目指す方に一言お願いします。
上級ウェブ解析士はコンサルティングなので、お客様をリードする立ち位置でいないといけない。
便利使いされるだけでは、続かないんですね。
社内に担当者がいるような感じで手厚いサポートをお客様に提供できたら、頼れる存在としてお客様と良い関係を続けられます。
今後やりたいと考えていることは何かありますか?
ウェブ解析士の方で、資格は取ったはいいが、どう活かしていけば良いかわからず悩んでる人が多いと思います。自分もすごく苦労したところですし。
試行錯誤して地方ではこうしたやり方が良いのではないかと自分なりにやり方を確立しているので、ウェブ解析士の資格をとった地方の人たちに、仕事をどうやってとってくるとか、自分なりのやり方を今後広げていきたいですね。