ウェブ解析士の資格を取得したばかりの方を対象としたショートインタビュー。
福岡といえば、ECの激戦区。そのど真ん中でモール系ECサイトの運営代行をされている稲満(いなみつ)さんは、今後EC系のディレクション業も視野に入れて活躍していきたいとのこと。その一歩となったウェブ解析士の資格の印象について伺いました。
(インタビュー・編集:ウェブ解析士マスター 小杉 聖)
――― 稲満さんは、個人事業主としてECサイトの運営代行をされているそうですね。
稲満 舞さん(以下、稲満):はい、3年前くらいに元いた職場から独立して業務委託として在宅ワークしています。
過去には WordPress などのWebデザイン制作もしていましたが、今は楽天やYahoo! ショッピングなどモール系がメインです。
――― ウェブ解析士に興味を持たれたきっかけは、今のスキルを更に深めたかった、などですか?
稲満:運営代行というか、マーケティングに興味があったんです。夜は比較的余裕があったので、この時間を有効活用してスキルアップできたらいいなと色々調べていたら、ウェブ解析士という資格を知って。
――― マーケティングの分野でしたか。キャンペーンの広告か何かを見ました?
稲満:3ヶ月前くらいに調べていたので、そのときに公式サイトを見たんです。広告が出てきたのはそのあとですね(笑)
――― リターゲティングされたわけですね(笑)
ウェブ解析士の資格で、特に惹かれたところはどんなところですか?
稲満:やっぱりマーケティングに興味があったのですが、ECだけでなく、色々なウェブサイトの分析ノウハウが身につきそうというところでした。
――― テキストのボリュームはすごいですもんね。実際に講座を受けてみて、ウェブ解析士のカリキュラムはオススメしますか?
稲満:はい、結構オススメですね。まず、前提知識のない初心者でも、一連の勉強で幅広い知識を得られるのがいいなと思いました。
――― 未経験の方には、結構大変なボリュームだと思うんですが……?
稲満:そうですね、広いけれど浅いわけではないですし。確かに未経験の方には大変かもしれませんが、実務で使う基本的な用語から調査の仕方、改善提案の仕方など全体的に学べるのは効率的だと思います。
――― 現場で実務をこなされている稲満さんとしては、比較的簡単でした?
稲満:いえ、簡単というほどではなかったです。EC系の分野は理解しているつもりだったのですが、意外と知らないことが多かったですし、知っていた分野の復習にもなりました。こうやってテキストに書かれていると、自分がやっていることは間違っていないんだという自信にもなりますね。
それに、もっとがんばりたい、プロになりたいという人向けのグレードが用意されていて、成長できる可能性がわかるのはとても良いと思います。
――― 講座を受けて、特に印象に残ったことはありますか?
稲満:今までは資格の勉強をしたことがなかったのですが、本を読んで終わりではなく、実践の機会があったのが良かったです。「このサイトを見て分析してください」といった課題で考えさせられるため、実務でも使えますし。
――― 知識は覚えるだけでなく、使ってみることでより深まりますしね。
稲満:ECの現場では具体的な細かい数字を見ていますが、もっと基本的な指標、たとえばCTR(クリック率)はツールでよく使われているのに、じっくり考えたことがなかったんです。毎日見る指標の背景をよく理解できたので、思考の幅が広がりそうです。
――― おおー、現場ならではの感想ですね!
稲満:9月から転職予定なんですが、次はECのディレクション業務を深めていきたくて。ゆくゆくはECのコンサルタントを目指したいですし、ECで社会に役立てるようになりたいですね。私のスキルをシェアしたり、メディアをつくってみたりもしたいです。
――― すごい!深めつつ多岐に渡っていく感じですね。
稲満:ちょっと欲張りでしょうか(笑)
大好きなECを軸にしつつ、成長できる機会にはどんどん参加して、これからも色々なことをやっていきたいです。
――― 素晴らしいですね!ウェブ解析士のコミュニティにもECの方は多いので、ぜひ勉強会にも参加してみてくださいね。