ウェブディレクターとして、提案に自信を持つことができた! ウェブ解析士・SNSマネージャー 久保 綾華さん

「仕事とデジタルマーケティングと資格」をテーマに、ウェブ解析士協会会員の働き方を深堀りするインタビュー。89人目は、ウェブディレクターの久保 綾華(くぼ あやか)さん。転職でウェブディレクターへの転身をきっかけに、デジタルマーケティングとSNS運用の力をつけるべく資格に挑戦。見事合格しました。今回は、現在取り組まれているサイトリニューアルの提案で感じた資格のメリットをお話いただきました。

(インタビュー:チーフSNSマネージャー 毛利 美佳、編集:ウェブ解析士 ふじねまゆこ)

目次

二つの資格を持つメリット

――久保さんは現在、ウェブディレクターをされているとのことですが、ウェブ解析士とSNSマネージャー、どちらも取っておいてよかったと感じたときはありましたか?

久保さん:おかげさまで、サイトの制作だけでなくSNSやメルマガなどの流入施策まで、一気通貫して支援できるようになりました。この資格取得が、自分自身にも、会社の事業にも大きく貢献したと感じています。

――具体的にどのような場面で活用されていますか?

久保さん:現在進行中のリニューアルプロジェクトで、既存サイトの分析結果を提案に落とし込めたこと。それから、リニューアル後の販促提案でも活かせたと感じます。

Eコマースが絡むプロジェクトでしたので、販売促進のための活用施策も提案に含める必要がありましたが、この知識があったからこそ、以前よりも具体的に自信を持ってプレゼンできたと思います。

その結果、当初は制作のみのご依頼だったところを、運用支援の契約までいただくことができました! この経験は本当に大きな自信になりましたし、ウェブ解析士の資格を取って良かったなと、しみじみ感じています。

――それは嬉しいですね!

「SNS、とりあえず始めてみよう」に待った!

久保さん:お客様からSNSを始めたいという相談をよくいただきます。でも、最近、とあるお客様に「待って」と言えたことも、この資格を取って良かったと思えたことの1つです。

――あえて勧めなかったのですね。どのような経緯で?

久保さん:SNSって、始めるだけじゃダメです。お客様が負担なく続けられて、しかも事業にちゃんと貢献できるものじゃないといけない。これが本来のあるべき姿だと思うんです。

でも、多くのお客様は「とりあえず始めれば何とかなる」と思っているようです。私のお客様にも、少し立ち止まっていただき、お客様の業態やターゲットユーザーに合わせたSNS運用をご提案しました。

その結果、お客様が「やっぱりやめます」と決断されたのです。

――なかなかできない決断ですよね。

久保さん:びっくりしましたけど、後でお客様から「聞いてよかった。このまま続けていたら、負担ばかり増えて、結果が出ないところだった」とご理解いただけたのがすごく嬉しかったです。

そのお客様は今、SNSを始める準備に注力しています。どんな体制が必要か。何を用意して、どんなコンテンツを作ればいいのか。「いずれは始めたい」という思いは変わらず、あえて飛び込まない選択をされたことに驚きました。

――継続と成果のために立ち返り、納得感のある判断を促せたのですね!

久保さん:この経験から、ときには「待って」と伝えることも大切なんだと気づかされました。これも、SNSマネージャーの知識があったからこそできたんだと思います。

――久保さんのように、真摯に向き合い受け止めるパートナーの存在は、お客様から頼りにされるのではないでしょうか。

「なんとなく行っている運用・施策」を、体系的に学び直そう

――久保さんは今後、どんな目標やビジョンを持っていますか?

久保さん:お客様の販売促進支援や、サイト分析にもとづく計画立案など、より実践的なスキルを身につけたいと考えています。

ウェブ解析士やSNSマネージャーの資格取得にあたって学んだ知識は、いざ実務となると不安に感じる部分もあるので、上級資格の取得も視野に検討しているところです。

――ぜひ挑戦してください! 最後に、ウェブ解析士やSNSマネージャーの資格取得を目指す方に向けて、メッセージをお願いします。

久保さん:これらの資格は仕事に活かせるだけでなく、自信にもつながります。もちろん、どちらか1つでも仕事に活かせることは必ずあると思います。お客様の理解を促す説明や支援は、安心感にもつながるはずです。

たとえウェブ業界が長くても、なんとなく使っているツール、なんとなくやっている施策を体系的に学び直せば、安心安全な運用の地盤になると思います。ぜひ一緒に、ウェブ業界の安心安全と、優しく楽しいSNSの環境を作っていきましょう。

あとがき

支援会社の立場でありながらもクライアントに「待った」をかけるというエピソードは、私自身とても驚きました。しかし、それも真にクライアントのためを思ってのこと。正しいジャッジができたのも、正しい知識を得ていたからこそですね。

これからもウェブ解析士とSNSマネージャーという両輪でクライアントのマーケティングを支えていかれる姿を楽しみにしています!(毛利)

関連リンク

株式会社M&Aデザイン:https://www.ma2.design/

Webiz:https://my.prairie.cards/u/webiz.design

※久保さんはデジタルマーケティング以外にアロマテラピーの提供もされているそうです。

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