課金率はアクティブユーザー数が単位です。課金率で使うアクティブユーザー数は、日単位のDAU、月単位のMAU、それに加えてイベント単位で計上します。
ゲームアプリの課金率は、月初とイベント時に上がる傾向が強いです。月初に課金率が上がるのは、ゲーム会社側で月に使える金額がリセットされることや、クレジットカードの上限がリセットされることなどが理由のようです。
ゲーム会社が設けている月の上限額に達成するとアイテムやキャラクターがもらえるといった、次は欲しいものが手に入るかもしれない「コンコルド効果」というユーザーの心理的傾向を使い、上限いっぱいまで課金してもらう施策を入れているゲームもあります。
イベントとは、ある決まった期間内で協力したり競ったりしてポイントを稼ぎ、そのポイントによって報酬をもらう仕組みです。特にイベント初日は課金率が上がる傾向が強いです。これは最初にアイテムを購入しようと思う人が多いためです。イベント内で手に入るアイテムが「大勢のユーザーが欲しいもの」であれば課金率が上がります。
課金率(%)=課金人数÷アクティブユーザー数×100
課金率を改善する際に考えるべきポイントは、「1人のユーザーにたくさんのお金を使ってもらう」ということではなく、「たくさんのユーザーに少額でもお金を使ってもらう」ことです。