二項分布

二項分布を説明する前に、ベルヌーイ試行を説明します。
ベルヌーイ試行でよく使われる例として、コインの表がどれくらいの確率で出るかどうかがあります。二項分布は、このベルヌーイ試行を1回あたりの成功確率pとしてn回行った際に成功する確率分布です。コインの表が出る確率が50%だとしたとき、10回投げたときに(1回,2回,…,9回,10回)表が出る確率を表すと二項分布になります。
二項分布を表す統計量は確率になり、結果は期待値となります。確率50%のコインを10回投げたとき、期待値は5回となります。
ウェブ解析で、あるバナーのCTRが0.5%とわかっているときに1,000人ランダムに集客できたとしたら、5人クリックしてくれる率はどの程度かを想定する際に使います。3人しか取れない確率や7人取れる確率が計算できるので、リスク把握をしながら施策を回せます。
ただしこの計算では、CTRが仮定の数字であることを忘れてはいけません。まれにしか起きないことが何度も起きる場合、CTRが間違っているという仮説を立てられます。

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