店舗集客の悩みを確実に解決するネット集客方法(全5回)
第1回:店舗経営者なら絶対知っておきたいネット集客の公式
インターネットを活用した集客アップをするために、店舗経営者なら絶対知っておきたいネット集客の公式があります。それが下図です。
「ネット集客の公式」の注意点は、計算式が「足し算」ではなく「掛け算」であることです。「集客数」を増やすためには、「ウェブサイトへのアクセス数」と「コンバージョン率」の両方を高める必要があります。
イメージしやすいように、具体的な数値をもとにご説明します。
<ネットで集客できている店舗の数値例>
A店:ウェブサイトへのアクセス数 1,000人/月 × コンバージョン率 1% = 集客数 10人/月
<ネットでの集客に伸び悩んでいる店舗の数値例>
B店:ウェブサイトへのアクセス数 2,000人/月 × コンバージョン率 0.1% = 集客数 2人/月
C店:ウェブサイトへのアクセス数 100人/月 × コンバージョン率 2% = 集客数 2人/月
B店はA店に比べ、ウェブサイトへのアクセス数は2倍ですが、コンバージョン率が1/10であるため、集客数は2人(A店の1/5の集客結果)です。
C店はA店に比べ、コンバージョン率は2倍ですが、ウェブサイトへのアクセス数が1/10であるため、集客数は2人(A店の1/5の集客結果)です。
このように、ウェブサイトへのアクセス数、またはコンバージョン率のどちらかに偏ると集客数が伸び悩む可能性が高くなります。
そのため、目標の集客数を達成するためには、ウェブサイトへのアクセス数、コンバージョン率の両方をバランスよく増やしていくことが重要です。
【図解】ひと目でわかるネット集客の全体像
ウェブサイトへのアクセス数を増やす方法とコンバージョン率を高める方法には、それぞれどのようなネット集客方法があるかについてまとめました。
ウェブサイトへのアクセス数を増やす方法としては、【1.顧客に店舗を知ってもらう方法】【2.顧客に店舗を思い出してもらう方法】【4.顧客に店舗へ繰り返し来てもらう方法】の3つがあります。
コンバージョン率を高める方法としては、【3.顧客に店舗を選んでもらう方法】があります。
それぞれどのような方法があるかご紹介します。
1.顧客に店舗を知ってもらう方法
ウェブサイトへのアクセス数を増やす方法です。
- 検索エンジン(Google,Yahoo!など)
オーガニック(SEO)、検索連動型広告(PPC) - ソーシャルメディア
Facebook、Instagram、Twitter、YouTubeなど - その他ウェブサイト
ポータルサイト、ディスプレイ広告(PPC)、ブログなど - オフライン
テレビ、ラジオ、雑誌、新聞、チラシなど
2.顧客に店舗を思い出してもらう方法
ウェブサイトを思い出してもらう方法です。
- リターゲティング広告(リマーケティング広告)
3.顧客に店舗を選んでもらう方法
選んでもらう、つまり、コンバージョン率を高める方法です。
- ウェブサイト
- ランディングページ
4.顧客に店舗へ繰り返し来てもらう方法
顧客との接点を保ち、再訪を促すための方法です。
- LINE@
- メルマガ など
目標の集客数になるように、各方法の集客効果を計測し、ウェブサイトへのアクセス数を増やす方法とコンバージョン率を高める方法の改善に取り組んでください。
ポイント1.実施している方法は何?(実施していない方法は何?)を把握する
ポイント2.実施している方法の集客効果を数値で計測する
ポイント3.ネット集客の公式を基準に実施する方法を見直す(辞める方法、改善する方法、新たに始める方法を決める)
上記の3つの観点から方法を洗い出し、効果がないため辞める方法、効果が見込めそうな改善する方法、新たに始める方法を決めましょう。
第1回:店舗経営者なら絶対知っておきたいネット集客の公式のまとめ
- 1.ネット集客の公式
- 集客数=ウェブサイトへのアクセス数(顧客に知ってもらった数)× コンバージョン率(顧客に選んでもらった割合)
- 2.ネット集客の全体像
-
- 顧客に店舗を知ってもらう方法
- 顧客に店舗を思い出してもらう方法
- 顧客に店舗を選んでもらう方法
- 顧客に店舗へ繰り返し来てもらう方法
各活動の集客効果を数値で計測し、ウェブサイトへのアクセス数、またはコンバージョン率がどちらかに偏らないように仮説を立てて検証してください。
次回は、「顧客に店舗を知ってもらう方法」をご紹介します。