こんにちは、ウェブ解析士のクーヴェです。今回はShikama.net代表でJimdoExpertの資格をお持ちの志鎌さんの主催するウェビナーに参加しました。
本セミナーに参加されていた方は68名。大半は中小企業を中心にITを使ったプロモーション支援に携わられている方々が中心でした。
中小企業のクライアントは完全にIT化されていない会社も多く、ホームページをお持ちでない、ホームページの必要性は理解しているものの作成するノウハウがない、サイト作成にかける費用がない・・・とお悩みのクライアントも多いかと思います。
求人広告の運用に携わる私自身も、ホームページは持っているが採用サイトを作る費用がない等似たようなお悩みの声は多く耳にしています。
ジンドゥーはまさにそんな中小企業向けのサイト制作ツールであるということがセミナーを通してよく理解することができました!
ネット活用が重要な理由
今までは新聞広告やチラシといった紙媒体だけでも十分に広報の効果を出すことが出来ていたケースも多くありましたが、ウィズコロナの始まりに伴って私たちのライフスタイルは大きく変化してきています。
インターネットの利用率はウィズコロナに入ってからますます増加の傾向にあります。
ホームページの他、SNS、ネットショップ、メルマガ等活用できるネットのツールも多様化しています。
その一方で、中小企業のホームページ開設率は現状たった52%に留まっています。
多くの企業がホームページを作成する予算がないということを理由にホームページ開設へは二の足を踏んでいるようです。
ジンドゥーとは
ジンドゥー(Jimdo)はホームページ作成サービスの名称です。元々ドイツでサービスが始まり、2010年から日本でのサービス提供が始まりました。
元々はジンドゥークリエイターのみサービスとして提供しており、コーディングや専門知識がない人でもサイト作成ができるツールでしたが、活用にあたってはHTML/CSSの知識が前提となっていました。
2018年から、ジンドゥーAIビルダーのサービス提供が始まり、知識がない人でも質問に答えていくだけでより洗練されたデザインのホームページが簡単に作成できるようになり、一気に人気が高まりました。
AIビルダーを使ったサイトでもSNS連携が簡単にできるという点も大きなポイントです。
2つのツールの細かな違いは以下の図の通りとなっています。
AIビルダーとクリエイターのツールはそれぞれ独立しており、互換性がないため、途中からツールの切り替えが効かないことは覚えておきましょう!
また、AIビルダーは無料で利用できますが5ページ以上作成ができないことも覚えておくと良さそうです。
そのため、無料版を利用するのであれば飲食店やサロンなど簡易的なビジネスに向いているツールとなっています。
ジンドゥーを使ってサイトを制作してみよう!
サイト作成に当たっての準備
サイト開設にあたって事前に準備すべきものは以下3点です。
・サイトにアップロードしたい写真や原稿
※第三者のホームページに掲載されている写真や原稿を流用する場合は著作権に抵触しないものであることを事前に確認しておきましょう。
・構成案(サイトに載せたい情報、順番などの大まかなイメージ)
・メールアドレス
▼ サイト構成案の参考イメージは以下
サイト作成に必要なものが揃ったら早速ジンドゥーを使ってサイトを制作してみましょう。
アカウントを取得
ジンドゥーのトップページへアクセスし、「無料ホームページを作成」ボタンからアカウントが作成できます。
ジンドゥークリエイターか、AIビルダーかの選択画面では誤ったツールを選択しないよう注意してください。
設問に沿って回答します。
※設問の回答に合わせてAIビルダーがホームページの目的に最適なサイトのテンプレートを準備してくれます。
企業名ページで入力した内容を元にサイトURLが生成されます。
※この項目は後から変更ができないため注意が必要です。
設問に対して、表示されている項目が合っていない場合は「トピックを探す」バーから自分の作成したいホームページの内容を入力します。
必ずしも全ての設問に回答をする必要はないため、右下の「スキップする」を選択しても大丈夫です。
カラーテーマやスタイルについては後から変更ができます。
サイトを編集する
アカウント取得が完了すると、サイトの編集ページに遷移します。
ここからは編集画面でできることについてご説明していきます。
今回私はパン職人の求人サイトをテストで作成してみました!
編集画面の解説:
▼ナビゲーション
ページの追加・削除の編集ができる場所となっています。
追加したページの順番の並び替えや複製・削除もナビゲーションから操作します。
▼デザイン
サイト全体のカラーテーマやフォント等のデザインが変更できる画面です。
▼ページ上の文言を変更
ページを新規で作成すると、定型文が記入されています。
変更したい箇所にカーソルを当てると下の画像のように青い枠が表示されます。
青枠が表示されたことを確認し、クリックすると文言が編集できるようになります。
▼画像を変更
バックグラウンドに挿入されている背景画像を変更したい場合は背景箇所をクリックするとメニューが表示されます。画像自体を変更したり、画像サイズの変更に加え、フィルター設定をかけたり、動画を挿入することができます。
画像はジンドゥーが提供しているテンプレートをそのまま利用することも、自分でアップロードしたい画像を挿入することも可能です。
▼ブロックを追加
ページ上に目立たせたいテキストを挿入したり、スライドショーをや画像などアイキャッチを作成したりお問い合わせフォームや予約フォーム、地図を挿入することができます。
▼プレビュー
プレビューモードから、実際にサイトの公開イメージが確認できます。パソコンだけでなくモバイルでの表示イメージが確認できるのがとても便利です。
モバイルで閲覧すると改行が不自然ではないか?等公開前に必ず確認しましょう。
問題なければプレビューボタン右横の「更新」をクリックするとサイトが公開状態となります。
今回私がテストで作成してみたサイトはこちらから確認いただけます。
コーディングを一つもすることなくお洒落なサイトを作成することができました!
本日スピーカーを担当いただいた志鎌さんが支援され、作成された下記サイトも参考にしていただき、素敵なホームページを作成してみてください。
Lei Kahoa
https://lei-kahoa.jimdosite.com/
千葉のエステサロンのホームページ
お店のコンセプトやサービスの説明を分かりやすくし、スマホ最適化にこだわったサイトです。
エルシードオート
中古車販売会社のホームページ
ページ数は少なく、シンプルに自分達で更新・運用できるサイトというところにこだわっています。
無料版ジンドゥーと有料版ジンドゥーの違い
以上、無料でとっても簡単にオシャレなホームページが作成できるジンドゥーですが、有料版にすると以下のようなメリットがあるようです。
当たり前ですが、サイトを作成することが目的ではありません。サイトを通じて自身のビジネスを成長させることが最終目標であるはずです。
効果的にサイトが活用できているかSEO対策やアクセス解析という観点からはどうか検討することが成功のカギとなります。
サポート窓口の利用もできるようになるので、ノウハウに自信がなくても安心ですね。
有料化するお金がないというクライアントに対しては、中小企業庁や経済産業省などが提供している補助金や持続化給付金を利用するというのも一つの手です。
国の制度も活用して、賢くサイトの活用を進めましょう!
サイトを告知しよう
サイトができたら、どうやってサイトの存在を告知するのが良いか検討しましょう。
もしパンフレットやポスターなど紙媒体での告知も予定するのであれば、QRコードをつけて、サイトにアクセスしやすくする工夫も必要となります。
インターネットでの告知も一括りにしても、検索広告やGoogleマップ、外部リンクなどさまざまな流入経路でトラフィックを増加させることが可能のため、告知に使ったツールのうちどれが1番訪問者を増やす上で有効だったか検証もしてみましょう。
まとめ・所感
私自身、プログラミングやコーディングを勉強したことがなかったため、セミナーのタイトルの通り本当に30分で、しかもオシャレなホームページを作成することができたのは驚きでした。
ジンドゥーのUIは操作自体直感的に行うことができるため画像の差し替えやテキストの挿入も、マニュアルがなくても、なんとなく編集画面を触ってみれば操作ができるという点も個人的に高評価です。
また、無料版は5ページまでという制限があるということやAIビルダーを用いてサイトを作成する場合、基本的にはテンプレートを利用してカスタマイズが必要になるという二点から、ジンドゥーはB2Cのスモールビジネス向けに有効なサービスだと感じました。
人材広告業界で活用するのであれば、ホームページは持っているけど採用サイトまで作る工数がかけられないといった企業様に対して、採用サイトはジンドゥーで作ってみませんか?というように目的別に特化したサイト作成することもできそうです。
2021年3月31日まで25%オフのキャンペーンもやっているようなので、3月はまさにホームページの開設時ですね!
ウィズコロナ時代のIT化に乗り遅れないよう、ジンドゥーを活用してみてはいかがでしょうか。