2010年にアメリカで始まったInstagram。サービス開始3カ月でユーザーが100万人に達し、世界中から注目を集め、現在もユーザー数を伸ばし続けています。
ビジネスでの活用も増えていく中で、分析ツールや機能を使いこなすことでさらなる事業への貢献が期待できます。
今回は、ビジネスで活用できるInstagramの分析ツールや、その他機能をご紹介します。
Instagramの投稿を分析できる、「インサイト」とは?
Instagramでは、「いいね!」やフォロワーの数を気にしてしまいがちです。
しかし、自分のアカウントの反応の詳細まで確認することが出来るのをご存じでしたか?
Instagramのアカウントをプロアカウント(ビジネスアカウントかクリエイターアカウント)に設定すると、Instagramのインサイトにアクセスできるようになります。
アカウント変換後のデータが蓄積されて見られるようになりますので、まだプロアカウントに設定していない場合は、まずはアカウント変換をしてくださいね。
インサイトはパソコンからは見られず、スマートフォンからの操作になり、以下のデータが確認できます。
インサイト概要
インサイト概要では、指定した期間の注目すべき傾向が表示されます。
リーチしたアカウント
リーチしたアカウントでは、コンテンツを見た人の数(フォロワーとフォロワー以外・コンテンツタイプ別)、またプロフィールへのアクセスやウェブサイトへのアクセスなどアカウントのアクティビティに関するインサイトも確認できます。
コンテンツでのインタラクション
コンテンツでのインタラクションでは、投稿、ストーリーズ、リール、ライブ動画、IGTV動画のコンテンツでのインタラクションの詳細(コンテンツに対する「いいね!」、コメント、保存、シェア、リプライ、その他のアクションの数)を確認できます。
オーディエンス(合計フォロワー)
オーディエンス(合計フォロワー)では、フォロワー数が100名以上の場合、フォロワー全体の詳しい傾向がわかり、フォロワーの拡大状況(獲得したフォロワーや失ったフォロワーの数)、フォロワーが多くいる地域、年齢層やInstagramでの最もアクティブな時間帯などがわかります。
個別の記事に関するインサイトも各投稿で見ることができます。
こうしたインサイトの分析データを積極的に活用して、魅力あるInstagramアカウントにしていきたいですね!
押さえておきたい基本:リーチとインプレッション数の違いってなに?
ソーシャルメディアのインサイトには、「いいね!」の他に「リーチ」や「インプレッション数」といった言葉が出てきますね。
(リーチは見られた数?)
(インプレッションは表示された数かな?)
……というように漠然と理解していませんか?
実はこの2つ、似ているようで全く違うものなんです。
リーチは投稿が「表示された人数」、インプレッション数は「表示された回数」を指します。
つまり、リーチは同じ人に表示されても数は増えないのですが、インプレッション数は同じ人が複数回見ると数が増えていきます。
Instagramインサイトでもリーチとインプレッション数が見れますので、ぜひ見比べてみてくださいね。
ちなみに、ソーシャルメディアの成績をレポートする際には、アカウントの投稿別に接触した数、つまり「全投稿の露出数(インプレッション)」を数えるのが望ましいとされています。
Instagramの新機能「まとめ」をビジネスに活かすには?
Instagramでは随時新機能がリリースされています。
2020年に全アカウントにリリースされた「まとめ」機能ですが、まだまだ活用している人は少ない印象です。
「タグる」という言葉が出てきている今、SNSも上手に活用したいもの。そこで、この「まとめ」機能の活用方法をお知らせします!
「まとめ」機能には「場所」「商品」「投稿」の3つのまとめのタイプがあります。
「場所」では店舗一覧を“まとめ”る
「場所」は、保存された投稿または近所のスポットから選択することが出来ます。店舗一覧を掲載するにはぴったりです。
「商品」では季節のおすすめを“まとめ”る
「商品」は、出品されている商品から選択できます。商品はInstagramのショップ機能からも閲覧できますので、こちらは季節のおすすめ品などをまとめると良いでしょう。
「投稿」では口コミや最新メニューを“まとめ”る
「投稿」は、自分の投稿したものや保存した投稿から選択できます。最新のニュースや口コミなどをまとめると読んでもらいたい投稿がわかりやすくなります。
お店の情報が“まとめ”られました!
Instagramの「まとめ」機能の良いところとして、ストーリーズにもそのままシェアできることがあげられます。ストーリーズにシェアして、ハイライトとして表示すれば、ハイライトからの閲覧者も期待できますね!
ぜひ、「まとめ」機能も積極的に活用していきましょう!
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