優秀な人材を獲得するために!企業が採用サイトに掲載すべきコンテンツとは!?

こんにちは。ブランディング・マーケティングに関するコンサルティング事業を展開している、株式会社ピージェーエージェント代表取締役の加藤です。

昨今の企業の採用活動において、非常に重要な役割を果たしている採用サイト。そんな採用サイトにおいて、どのようなコンテンツ(情報)を掲載すれば良いのか、悩んでいる方も多いのではないでしょうか?

今回は、そんな企業の採用サイトに掲載すべきコンテンツについて、具体的に解説をいたします。

より優秀な人材を獲得したいと考えている企業の採用担当者様は、ぜひご一読下さい。

目次

企業における採用サイトの重要性

企業の採用サイトについては、以前の記事でも解説しましたが、今や企業の採用活動において、自社の採用サイトは非常に重要な役割を果たしています。就職や転職を考えている応募者にとって、検討中の企業の採用サイトは大切な情報源のひとつです。応募者は、検討の過程で一度は必ずその企業の採用サイトに訪れると言っても過言ではありません

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「問い合わせフォーム」や「採用応募フォーム」経由での直接的な応募者の獲得効果だけではなく、採用応募をする前にその企業がどんな会社なのかを確認する、面接対策の企業研究として情報収集する、ご両親や知人などにその企業が良い会社だと思うかの感想を聞くために採用サイトを見せる・・・など、応募プロセスにおいて、企業の採用サイトというのは、実は企業側が想像するよりもはるかに多くの場面で閲覧されています

採用サイトにおいて大切なこと

そんな重要な採用サイトにおいて最も大切なこと、それはズバリ「コンテンツ(情報)が沢山掲載されていること」です。

応募者にとって、「自分が働く会社を決める」というのは、人生を大きく左右する、とても重要な意思決定です。そのため、当然ですが「何となくこの会社でいいや」などと適当に就職先、転職先を決めることはあり得ません。「この会社はどんな会社かな?」「この会社に入って大丈夫かな?」という風に、様々な企業の採用サイトを見ながら、比較検討して情報収集しています。

そんな情報収集の過程で、あなたの会社の採用サイトを見た際に、情報がほとんど載っていない薄っぺらい採用サイトだったら、応募者はどのように感じるでしょうか?そのような会社を魅力的に感じるでしょうか?そのような会社で働きたいと思うでしょうか?

せっかく興味を持って採用サイトまで辿り着いてくれた閲覧者も、掲載されているコンテンツの量が不十分であると、他社に流れてしまうかもしれません。逆に、しっかりとしたコンテンツがたくさん掲載されていれば、企業への信頼度が高まり、より優秀な人材を獲得することにつながります

採用サイトにはどのようなコンテンツを載せれば良いのか

弊社に寄せられるご相談で最も多いのが、「具体的にどのようなコンテンツを掲載すれば良いのですか?」というご質問です。今回は、弊社がクライアント企業様にアドバイスしている採用サイトに掲載すべきコンテンツの具体例を、いくつかご紹介いたします。

1:オフィスや仕事風景、社員などの写真や動画

直感的にその会社の雰囲気を伝えるためには、写真や動画が最も効果的です。

「自分はこんな職場で働くのだな」と実際に働いている姿を想像できるように、オフィスの中はもちろん、オフィスの外観や仕事風景、先輩社員が実際に仕事や打ち合わせなどをしている姿など、なるべく多くの写真や動画で会社の雰囲気を伝えるようにしましょう。また、仕事以外でも、社員旅行や部活動などのプライベートの写真も掲載することで、ワークライフバランスや働きやすさを訴求することもできます。

2:年代別の先輩の声

実際にその会社で働いている先輩社員のインタビュー記事を掲載することも重要です。活き活きと働いている先輩社員のリアルな声を通じて働きがいを訴求して、応募者との共感を生み出すことができます。

また、新入社員や若手社員だけではなく、中堅社員やベテラン社員、マネージメント層や経営層など、年代別に数多くの先輩の声を載せることもポイントです。そうすることで、その会社で働く自分の5年後、10年後を、よりリアルにイメージでき、応募意欲がさらに高まるとともに、入社後に「こんなはずではなかった」というミスマッチを減らすこともできます。

3:キャリアパスの紹介

入社してから、3年後・5年後・10年後など、短期・中期・長期で、仕事を通じて身につけられるスキルや、具体的な役職や給与面なども含めたキャリアパスをしっかり提示することも大切です。それによって、「この会社で長く働けば、しっかりと自分を高めていくことができるな」と良い印象を持ってもらうことができます。

4:研修制度や教育制度など

昨今の応募者にとっては、給与などの単なる福利厚生面以上に、「スキルや能力を高めるためにどのような研修制度や教育制度があるのか」ということも、気になるポイントです。

終身雇用制度が崩壊し始めている時代背景もあり、応募者は「自らのスキルや能力を高めて、どの会社でも生きていける力を身につけること」を大切に考えています。そのため、研修制度や教育制度が充実していることを訴求することで、より意識が高く優秀な人材を確保することにつながります

5:経営者からのメッセージや会社のビジョン

「この会社はどのようなビジョンを持っているのか」ということを、経営者からのメッセージとして、応募者にしっかりと伝えることも大切です。熱量を込めてメッセージを伝えるためには、動画なども非常に有用です。

ここでは、「意欲のある人が欲しいです」というような当たり障りのない話ではなく、「なぜこの会社をやっているのか」「この会社は世の中にどのような価値を提供しているのか」「どのような社員の力を必要としているのか」など、誠心誠意、熱いメッセージを届けることが大事です。

6:会社にまつわる各種数字のまとめ

「社員の男女比」「社員平均年齢」「平均残業時間」「有休消化率」「売上推移」など、会社にまつわる各種数字をわかりやすくまとめることも、閲覧者にとっては親切なコンテンツです。ただ単に数字が並んでいるだけではつまらないので、インフォグラフィックなどの手法を使って、図やイラストを用いて視覚的に分かりやすく、楽しんで見てもらえるような工夫をすることも効果的です。

丁寧な情報提供によって「選ばれる会社」へ

採用サイトに掲載すべきコンテンツについて、かなり具体的にご紹介いたしました。あなたもぜひ、採用サイトのコンテンツの拡充に取り組んでみてください。

人材の確保においては、求人広告などのお金を使って人々に知ってもらうための活動も大切です。しかし、それだけでは優秀な人材はなかなか確保できませんし、入社後のミスマッチなども起こりやすくなってしまいます。しっかりと採用サイトを通じて丁寧に情報提供することで、自社のビジョンや理念、商品やサービスなどに共感して、納得したうえで入社してもらえるため、内定辞退や退職などを防ぐことにもつながります。

求人広告頼りで他社と比較される会社ではなく、「選ばれる会社」になるように、採用サイトを通じた丁寧な情報発信に取り組みましょう!

デジタルマーケティングを基礎から総合的に学ぶには

Google アナリティクスをはじめとしたGoogle系のツールは、その使い方を知ることも大切ですが、使うための戦略や設計が必要です。それは、ビジネスに成果をもたらすために必須の考え方です。

ウェブ解析士協会では、このようなデジタルマーケティングの基盤となる「ウェブ解析」を体系的に学べる環境と、知識・技術・技能に一定の評価基準を設け、あらゆるデータから事業の成果に貢献する人材を育成しています。

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この記事を書いた人

株式会社ピージェーエージェント代表取締役。中央大学理工学部卒業後、NTTコミュニケーションズ株式会社に入社。IT・WEBを活用したデジタルマーケティングに関する法人企業向けコンサルティング業務に従事。顧客の購買プロセスに基づいたマーケティングシナリオ設計、メールマーケティングを基軸としたCRMコンサルティング等、法人企業の売上向上に寄与するコンサルタントとして活躍。その後、2016年、株式会社ピージェーエージェントを設立、代表取締役に就任。ブランド戦略の立案を強みとして、ブランディング・マーケティングに関するコンサルティング事業を展開している。

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