どうすれば使える?フレームワーク 1回目~フレームワークの問題点と適切なフレームワークの選択方法
こんにちは。レゴ大好き ウェブ解析士マスター 大岡です。
今回は、マーケティングに関わっている人間であれば、聞いたであろう、フレームワークをどうやって使いこなすかをご紹介していきます。
ちなみに、フレームワークというと、プログラムや教育現場で使われるものなどありますが、今回は「マーケティングのフレームワーク」です。
フレームワークって本当に使えるのか?
SWOTや3Cとかいろいろありますよね?これって皆さん使っていますか?
フレームワークの問題点
はい、これが今日の本題です。例えば、SWOT分析で自社の強みと弱みを分析した場合、他社より価格が高いことが弱みとした場合
本当ですか?
もし本当だとすると、世の中の高額商品 どうなるんでしょう?高くても売れている商品ありますし、高くて売れていない商品もあります。自動車産業を例にとってみれば、値段の安い軽自動車から価格の高い高級外車までありますよね。
つまり「価格だけ」では、強みと弱みは分からないという事です。では、「強み」と「弱み」ってどうすれば分かるんでしょうか?
フレームワークを使いこなすには注意点がある
フレームワークを使いこなしている方や勘の良い方なら気づいたと思います。
この場合「誰のどんなニーズにとって」が欠落しているのです。
つまり、このフレームワークを使うとき、対象者のニーズが欠落していると、まるで意味の成さない分析が出来てしまうのです。
この場合、SWOT分析で「誰のどんなニーズにとって」が欠落した状態で使うと、価格が安いという事は、強みにも弱みにもなってしまうという事なのです。
このようなフレームワークを使う際のミスを減らすには、どうすればいいでしょうか?
それには、使うフレームワークの事をちゃんと理解する事が重要なのです。
フレームワークの事を理解するには どのフレームワークを使うか?
まず、フレームワークと名のつくものはたくさんあります。書籍では50とか100とか紹介されているものもありますし、著作者ご自身で紹介しているオリジナルのフレームワークもたくさんあります。
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では、こんなたくさんある中で、どれを使えばいいのでしょうか?
フレームワーク選択のポイントはいくつかありますが、お奨めの選択ポイントは次の通りです。
選択のポイント その1 フレームワークの分類
分類方法は色々ありますが
(1)クリティカルシンキング、経営戦略・マーケティング、
組織マネジメント・リーダーシップ、会計・ファイナンス、その他
(2)マーケティング・プロセス、調査のフレームワーク、
戦略のフレームワーク、製品のフレームワーク、
販促のフレームワーク、実行管理のフレームワーク、
分類の切り口は様々ですが、製品のフレームワークを販促で使うという事をしないためにも、目的にあった分類のフレームワークを使いましょう。
選択のポイント その2 分かりやすい事と自分との相性
自分が分からないものは使えません。フレームワークとの相性もあります。分かった気になっているレベルでも、冒頭に書いたようにミスがおきる可能性があります。
『自分で納得できるレベルまで理解する、自分で納得できるものを使う』です。
有名だからとか、聞いたからとかだけでは選ばないようにしましょう。自分が心底理解できていれば顧客にも説明できますし、顧客からの質問にも自信を持って回答できます。
フレームワークの事を理解するには 理解するコツ
フレームワークの理解が、フレームワークを使いこなすコツです。一見、我々の業務を助けてくれる便利なツールのように見えますが、理解が不十分だと使いこなせないのも事実です。理解を深めるためには、そのフレームワークを作った方の著作や作られた歴史的背景などを読むと理解が深まります。著名なフレームワークの中には、後の著作でご本人が古いと表明されているものもありますしね。
フレームワークの歴史的背景を理解するという事で、次の書籍を紹介しておきます。この書籍を読むと、フレームワークの背景のロジックが見えてきます。フレームワークを使いこなすには、このような背景理解もポイントです。
マンガなので読みやすいですよ。
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マンガ経営戦略全史 確立篇 https://www.php.co.jp/books/detail.php?isbn=978-4-569-83049-0
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今回は、ここまでです。
次回は、フレームワークを使う上での重要な目的のひとつ「フレームワークで適切な行動につなげる」です。お楽しみに。