ECサイトの売上を向上!Instagram(インスタグラム)の広告機能を活用しよう

こんにちは。ブランディング・マーケティングに関するコンサルティング事業を展開している、株式会社ピージェーエージェント代表取締役の加藤です。

以前の記事では、「Instagram(インスタグラム)のショッピング機能」について、ご紹介をさせて頂きました。
今回は、ショッピング機能と同様に、Instagramの非常にパワフルな機能の一つである「Instagramの広告機能」についてご紹介を致します。
ECサイトを展開しているアパレルブランドなど、Instagramとの親和性が高い業種の企業様は、ぜひご一読ください。

目次

Instagramの広告機能とは

あなたも、普段Instagramを見ていて、フィード画面上やストーリーズ画面上に、写真や動画などで企業からのプロモーション広告が流れてきた経験はありませんか?
それが、「Instagramの広告機能」です。この機能を活用することで、自社のInstagramアカウントをフォローしてくれていないユーザーに対しても、自社の商品やサービスをプロモーションすることが可能になり、新たな見込顧客の獲得に非常に有用な施策です。
設定方法も簡単で、Instagramのビジネスアカウントを持っている企業であれば、誰でも簡単に、低予算から始めることができる、今オススメの広告手法です。

Instagram広告の特長

細かくターゲティングをして配信することが可能

Instagram広告は、Facebook広告と同じ管理画面を使って設定を行います。その為、居住地・年齢・性別・趣味嗜好・職業など、FacebookとInstagramの両SNSに蓄積されているさまざまな種類の属性データ・行動データを使って、広告配信対象をきめ細やかにターゲティングすることができます。
広告の効果を最大化するためには、精緻なターゲティング設定は必要不可欠ですので、さまざまな種類の属性データ・行動データを活用できるという点は、広告媒体として大きなメリットの一つです。

低予算で始められる

Instagramの広告出稿は、数百円という低予算から始めることができます。予算や掲載期間なども自由に設定できます。
Instagram広告には以下の4つの課金タイプがあります。

  1. CPM 課金(表示回数によって課金)
    Cost Per Milleの略です。広告が1,000回表示される毎に課金されます。
    認知を拡大したいようなケースには最適な方式です。
  2. CPC課金(クリック回数によって課金)
    Cost Per Clickの略です。広告が1回クリックされる毎に課金されます。
    ウェブページへの誘導を促したいようなケースには最適な方式です。
  3. CPI課金(アプリのインストール回数によって課金)
    Cost Per Installの略です。アプリが1回インストールされる毎に課金されます。
    スマートフォン向けアプリをインストールして欲しいようなケースには最適な方式です。
  4. CPV課金(動画の視聴回数によって課金)
    Cost Per Viewの略です。動画が1回視聴(10秒以上)される毎に課金されます。
    CPM課金と同様に、認知を拡大したいようなケースには最適な方式です。

Instagram広告の種類

Instagram広告には以下の4つの広告形式があります。

  1. 写真広告
    Instagramのフィード画面に、写真1枚を表示させるもっともオーソドックスな形式です。
    ウェブページへの誘導や、アプリのインストールなどを促すことができます。
    1枚の画像にどれだけインパクトを持たせて訴求力を高めることができるかが大切です。
  2. 動画広告
    Instagramのフィード画面に、動画1本(最大60秒)を表示させる形式です。
    写真と比較するとクリエイティブを制作するハードルが上がるとは思いますが、ゲームや料理動画など、実際に動いている所を視覚的にアピールすることによって、よりイメージが湧きやすくなるような業種には最適です。
  3. カルーセル広告
    Instagramのフィード画面に、写真複数枚(最大10枚)を表示させる形式です。
    写真を横にスライドさせることで、スライドショーのように複数枚の画像が表示されます。
    写真1枚だけではなく、複数枚使用することで、より多くの情報量を届けることができます。
  4. ストーリーズ広告
    Instagramのストーリーズ画面に、写真や動画を表示させる形式です。
    フィード画面に表示させる他の広告形式とは異なり、ストーリーズ画面への表示のため、全画面フルスクリーンでの表示が可能で、より視覚的なインパクトを与えることができます。

Instagram広告の出稿方法

Instagram広告を出稿するおおまかな手順は以下の通りです。
Instagram広告は、Facebookの広告マネージャーを使って設定を進めます。

  1. FacebookページとInstagramアカウントを紐づける
  2. 広告の目的を選択する
  3. ターゲット、予算、掲載期間、課金タイプ、広告形式、広告画像(動画)などの詳細設定を入力
  4. 注文を確定する

設定方法詳細につきましては、Facebook Business 広告ヘルプセンターを参照ください。

Instagram広告を活用する際の注意点とコツ

訴求したい対象顧客像を明確にする

前述の通り、Instagram広告の最大の特徴の一つは「細かくターゲティングをして配信することが可能」なことです。何も考えずに、全ユーザーに一斉配信したのでは、せっかくのターゲティング機能を活かせずにもったいないですし、効果も半減してしまいます。自社の商品やサービスを訴求したい対象顧客像を今一度明確にして、それらの対象顧客をターゲットとして広告配信設定を行いましょう。

魅力的なクリエイティブ(写真・動画)を用意する

「インスタ映え」という言葉があるように、Instagramは、ユーザー同士で綺麗な写真や動画を投稿し、シェアをすることが目的のSNSです。そのため、言わずもがなですが、そこに掲載される広告のクリエイティブも、一定以上のレベルで無いと、目立たないですし、ユーザーの記憶にも残りません。プロが撮影をしたような完璧なものを目指す必要はありませんが、クリエイティブの質にもこだわる姿勢が大切です。

ガイドラインに準拠する

他の広告媒体も同様ですが、当然ながらInstagram広告にも広告ガイドラインがありますので、それらにきちんと準拠して広告を作成する必要があります。広告出稿が禁止されている内容や、広告の中に含めることができる画像サイズ、テキスト文章ボリュームなど、留意が必要です。
 
詳しくは以下ガイドラインを参照ください。
広告ポリシー – Facebook
フィード広告のデザイン仕様 – Facebook
ストーリーズ広告のデザイン仕様 – Facebook

Instagram広告の効果

Instagram広告を活用すると、実際にどの位の費用対効果があるのか? 気になる所かと思います。
ここでは、弊社のクライアント企業様の実際の例を参考数字としてご紹介致します。
もちろん、当然、企業毎に扱う商品やサービスも異なりますし、広告のクリエイティブの出来栄えや、配信設定方法についても、結果は千差万別です。
ですので、あくまで「参考数字」として捉えていただくようにお願い致します。

  アパレル会社 A社様 アパレル会社 B社様 アパレル会社 C社様
予算 10,000円 40,000円 80,000円
期間 1ヶ月 1ヶ月 1ヶ月
リーチ 9,845 80,927 149,582
インプレッション 12,223 141,031 230,127
リンククリック 149 1,737 3,229
クリックスルー率 1.22% 1.23% 1.40%

Instagram広告を活用しよう!

ユーザー数が全世界で10億人を突破したInstagram。日本でも主要なSNSの一つです。特にアパレルなどの業種とは親和性が非常に高く、弊社でもECを展開しているアパレルブランドのクライアント様には、必ずこのInstagram広告の出稿をオススメしています。

実際に、Instagram広告を活用し始めたことで、ECサイトの月の売上が2倍以上に伸びたクライアント様もいらっしゃいました。
ECサイトを展開されている中小企業様は、ぜひ、この「Instagramの広告機能」を活用してみてください。
新たな見込顧客の獲得ができ、売上の向上につながるかもしれません。

デジタルマーケティングを基礎から総合的に学ぶには

Google アナリティクスをはじめとしたGoogle系のツールは、その使い方を知ることも大切ですが、使うための戦略や設計が必要です。それは、ビジネスに成果をもたらすために必須の考え方です。

ウェブ解析士協会では、このようなデジタルマーケティングの基盤となる「ウェブ解析」を体系的に学べる環境と、知識・技術・技能に一定の評価基準を設け、あらゆるデータから事業の成果に貢献する人材を育成しています。

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この記事を書いた人

株式会社ピージェーエージェント代表取締役。中央大学理工学部卒業後、NTTコミュニケーションズ株式会社に入社。IT・WEBを活用したデジタルマーケティングに関する法人企業向けコンサルティング業務に従事。顧客の購買プロセスに基づいたマーケティングシナリオ設計、メールマーケティングを基軸としたCRMコンサルティング等、法人企業の売上向上に寄与するコンサルタントとして活躍。その後、2016年、株式会社ピージェーエージェントを設立、代表取締役に就任。ブランド戦略の立案を強みとして、ブランディング・マーケティングに関するコンサルティング事業を展開している。

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