著者:長澤 大輔(ウェブ解析士マスター)、ジョン レイナー
【書評】IT・デジタルワーカーのための英会話
Facebook、Twitter、Instagramと海外のソーシャルメディアが日本でも流行し、各種ツールなども海外ツールが増えている中、ウェブ解析士においても、英語は欠かせないスキルになりつつあります。
本書は英語初心者から中級者を対象にした英会話教材であり、英語はやや苦手だが、既に英語を話す機会が増えつつある人、これから英語が必要となる可能性が高い人、今後は世界で活躍したい、外資系の企業に転職したい人など英会話の取得に意欲を持つデジタルワーカーを対象に構成されています。
“ナマ”の英語に触れることができる
本書は著者が実際に米国留学において英会話スキルを習得するにあたって活用した3つのメソッドを基軸とし、ネイティブの英語を学べることを目的として各レッスンを構成されてます。
リアルな生活や仕事の場で使う実用英語の展開に加え、音声もプロの声優さんのものではなく、実際にクリエイティブ企業に勤める本物のプロのクリエイターです。現場のナマの英語を聞くことができます。
辞書には掲載されていないネイティブがソーシャルメディアでよく使う略語などもまとまっておりIT・デジタルワーカーにおいては常に手元に置いておきたい1冊となってます。
ウェブ解析士が実務に使える110のシーン展開
各レッスンページでは、実際の場面(シーン)を想定した英語による会話を再現しています。
自己紹介、プリンターやWifiの接続の仕方などの業務を遂行するにあたっての基本的なやり取りから、ウェブサイトの開設、デジタル著作権管理、ウェブ解析データの社内ミーティングを想定したシーンなどウェブ解析士の業務に関連深いシチュエーションが展開されており、普段のビジネスシーンでそのまま使えるフレーズなど学べます。
重要な文法や単語も習得出来る
各レッスンで重要となる慣用句や文法もまとまっており、英語に関する基本的な知識も習得できます。さらに、各レッスンの最後には、練習問題があり、習得度合を確認することができます。
受験英語では得られなかった英会話のホントのところが学べる
受験英語を勉強しても、いざネイティブとの会話となるとなかなか言葉が出てこない・・・英語の知識があることと会話ができることは異なります。
ネイティブとの会話を上達させるために前提となる考え方や話の進め方、アメリカやイギリスなど国によって好まれる表現の違いや上司や同僚、友人などによる表現方法の違いなども紹介されてます。
榎本 佳代(株式会社オプト / ウェブ解析士マスター)