【8月報告】2018年ウェブ解析士カリキュラム研究会 

ウェブ解析士の2018年カリキュラムは、毎月委員会を行い、作成を進めています。
今回は8月18日に行われた委員会の報告をいたします。

各章の原稿について、校正前の最終確認と付随する議論を行いました。

目次

進捗報告の概要

8月全体としては、第三者視点を入れるため委員会メンバーとは別のウェブ解析士マスターに依頼し、校閲を行ないました。

1章

  • 「企業にとってのエンゲージメントの重要性」パートを新設し、精査
  • 「ウェブ解析士としてのモラル」項目について、昨年〜今年状況を振り返り、アップデート

5章

  • 「離脱改善指標」について、有識者の方にご協力をいただき、概要と活用法を執筆いただく(Twitterにて投稿内容を拝見し、然るルートを通じてコンタクトを取りました)

6章

  • 「CDP(Customer Data Platform)」の言及を追加

その他の章は順次完成しています。
また原稿の追加・削除に基づいて演習問題を精査しています。

各章の事例掲載について

先月ご報告のとおり、事例については、1年間で古びること、ウェブサイト記事の方がアップデート早いため書籍への掲載をやめ、ブログへ誘導することとしました。

企業にとってのエンゲージメントの重要性

代表により書き下ろしで執筆を行ないました。

頭出し

ウェブの役割の変化に対応するウェブ解析士の役割
ウェブ解析士はあらゆるデータを分析し、ユーザを理解し、事業の成果につなげることが仕事です。
ランディングページの直帰率を見てランディングページの問題箇所を直すような、ウェブサイトや広告のデータを確認し、コンバージョンやCPAの最適化が主な役割でした。
そのため、製品や企業のイメージを高めるためのブランディングを目的としたキャンペーンのような、コンバージョンに直結しない改善や提案は出しにくいという問題もありました。
しかし、以下3つの変化により私達の役割が変わってきています。(以下続く)

内容の掲載に関して、演習問題を合わせて掲載することで、ウェブ解析をこれから学ぶ人たちにウェブの役割の変化を肝に命じてほしい、という意見と、あるべき見方であるが見解のひとつであり、人によって正解が分かれるため演習問題を掲載すべきではない、という意見で協議が行なわれました。

結果、後者の方針で調整中ですが、これからのウェブ解析士にとっては踏まえておくべき大事な内容であることは確かですので、是非本書の発行を楽しみにしていただければ幸いです。

今後の流れ

8月末に内容をFIXさせ、校正を行います。
9月以降は試験問題の精査を行ないます。
また表紙のデザインについても次回にお伝えできるかと考えています。

2017年ウェブ解析士テキストのオンライン公開

昨年同様に、テキストの無料公開を5月から始めています。広くウェブ解析士資格に興味を持っていただくため、各月1〜2章の分量を公開するスケジュールです。
詳細は以下からご覧ください。

2017年版(第8版)ウェブ解析士公式テキスト(順次公開) 目次

英語版の展開

2017年の日本語テキストをもとに、英語版のテキストを作成しました。
8月末に「8th Edition」として印刷が完了し、配本が開始されます。
また今秋シンガポールでカリキュラム説明会が行なわれる予定です。

あなたもウェブ解析士カリキュラム研究会メンバーに

ウェブ解析士カリキュラム研究会では、一緒に新しいカリキュラムを検討していただける分科会メンバーを引き続き募集しています。ぜひ分科会に所属して2018年のウェブ解析士講座を作っていきましょう。

2018年ウェブ解析士カリキュラム研究会からのお知らせ

次回のウェブ解析士カリキュラム研究会は、9月27日(水)です。

https://web-mining.doorkeeper.jp/events/64399

一緒により良いカリキュラムを作っていきましょう!!

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