ウェブ解析士の2019年カリキュラムは、毎月委員会を行い、作成を進めています。
今回は5月23日に行われた委員会および月内の活動報告をいたします。
年間計画
5月 目次確定、新規執筆者依頼
6月 全執筆者依頼
7月 原稿
8月 校閲、試験問題作成(〜11月)
9月 校正、講座作成(〜11月)
10月 デザイン
11月 印刷
12月 テキスト発売、模擬講座
目次確定
選考に難航している状況をお伝えしていましたが、ゴールデンウィークに委員会で集中議論を行ない無事確定させることができました。2019年の目次は全8章で、以下の通りです。
- ウェブ解析と基本的な指標
- 環境分析とKPI
- ウェブ解析の設計
- インプレッションの解析
- エンゲージメント・アトリビューションの解析
- コンテンツの解析
- ビジネス戦略ごとの重要な用語と指標
- レポーティング
ウェブ解析士は、コンサルティングにあたりすぐにアクセス解析に取り掛かるのではなく環境分析から行うこと、を学ぶ(2-3章)のは変わりません。一方、「インプレッションの解析」「エンゲージメント・アトリビューション解析」「ビジネス戦略ごとの重要な用語と指標」は章を新設しました。
過去2版は、実際の解析を「流入の解析」「コンテンツの解析」の2軸で捉えていましたが、各種技術の発達や流入経路の多様化に対応するため、流入する前のユーザーを捉える解析のプロセスを学んでもらうことを意図しています。
委員会メンバーだけでなく数名の識者・マスターの方々にご意見を頂戴しました。この場を借りて御礼を申し上げます。
原稿のブラッシュアッププロセス
読みやすさの改善にも注力します。今回は、受領した原稿の許諾を得て協会サイトのブログ「解析士だより」に掲載し、掲載内容をテキスト用に校正するステップを踏みます。同取り組みにより、読みやすさの観点では一般読者による声も拾いたいと考えています。
新規原稿執筆の依頼に関して
現テキストになく新目次に必要な項目に対しては新規原稿の執筆を各専門家のウェブ解析士の方に順次依頼を行なっております。
委員会からご依頼をさせていただき、ご協力いただける方には順次Slackへの招待を行わせて頂きます。
薄謝をご用意しておりますので、お声がけさせていただいた際は是非ご協力をお願いいたします。テキストへの氏名掲載もさせていただきます。
2019年版ウェブ解析士カリキュラム委員会のメンバー募集
ウェブ解析士カリキュラム研究会では、一緒に新しいカリキュラムを検討していただける分科会メンバーを募集しています。上述のとおり2019年は大きな変更を加える予定であり、有識者のご参加をお待ちしております。
ウェブ解析を広めることに使命を感じている方、今までの内容に物足りなさを感じている方はぜひ研究会に参加してウェブ解析士講座を作っていきましょう。