WACA秋田部 立ち上げイベントin横手【開催レポート】

2024年11月23日(祝)、秋田県横手市で「WACA秋田部 勝手に立ち上げイベント」を開催いたしました。

目次

開催概要

日程: 2024年11月23日(土・祝)
時間: 16:00~19:00
参加人数: 10名(非会員含む)

開催の背景

フォローアップ委員会が会員向けにアンケートを実施した際、「地域支部だけではなく都道府県や市町村単位のコミュニティがあるともっと活動しやすい」という声をいただきました。
一方で「協会活動って内輪だけでやっているんでしょ?」という厳しいお声があるのも事実です。
「小さな内輪が日本中にあったら素敵なんじゃないか」という発想でこの企画がはじまりました。

既存支部よりもより狭いエリアでのコミュニティにはどのような活動が求められるのか、本当に需要があるのか、成立するのか。テストの場としてまずは秋田県からスタートしてみる運びとなりました。

秋田県を選択したのは、フォローアップ委員会メンバーの小川美咲が秋田県在住であるという理由でした。
同じくフォローアップ委員会で活動するWACAファウンダー江尻俊章とともに秋田県内の会員を探すところからスタート。秋田県横手市在住の上級ウェブ解析士 赤川彰にコンタクトを取りました。趣旨に賛同してくれたことで、主催メンバーに赤川が加わりました。

打ち合わせを通し、支部ではなくサークル活動に近い「部」とすることを決定。既存の組織体系に縛られず、主体的につながっていく方針としました。

内容

講演

  1. 「地方のデジタルマーケティング明日はどっちだ!?」
    WACAファウンダー 江尻俊章
  2. 「SAFE &FUN  Twitterで町おこしから始まった15年」
    NPO法人Yokotter理事 田畑晃子

江尻氏の講演では、地方在住だからこそ気づける価値と地方マーケターが見据えるべき市場について、質疑応答を交えながらお話いただきました。
田畑氏は東京から横手に移住し、子育てと町おこしを行ってきた自身の体験と、そのなかでの成功事例や現在の課題感についてご講演いただきました。

クロストーク

登壇者:
江尻俊章(WACAファウンダー)
田畑晃子(NPO法人Yokotter理事)
北風和宏(WACA 東北支部長)

ファシリテーター:
赤川彰(上級ウェブ解析士)

異なるバックグラウンドと事業を持つ3名に、いまの課題に感じていることやハードルをおうかがいし、お互いの経験をもとにディスカッションをしていただきました。最終的には登壇者、参加者問わず悩みやアイディアを出し合う、活気のあるセッションとなりました。

イベントの最後には、ここにWACA秋田部が発足したことを宣言し、参加者が部員となったご縁を皆で祝いました。

参加者の感想

参加者からは以下のようなコメントが寄せられました。

  • 普段田舎にいるだけでは受けられない刺激が得られた
  • 実際の事例も交えながら噛み砕いて解説していただいたことで理解が深まりやすかった
  • 普段会えない方と繋がれてよかった

秋田部の今後

秋田部の最大のミッションは、つながることです。どうしたらつながり続けられるのか、どうしたらもっと仲間を増やせるのかを考えていきます。
まずは、トークセッションで盛り上がり、開催後アンケートでも今後やってほしいこととして挙げられた「実際の事例を取り上げるワークショップ」をオフライン開催したいと考えています。

主催者から

テストの場となった秋田県は、少子高齢化率が全国1位、最低賃金は全国ワースト1位。

秋田でウェブを仕事にしていると「毎日パソコンに向かってばかりで、仕事しているの?」「怪しい商売なんじゃないの?」という目を向けられることが珍しくありません。
一方で、「秋田に住みながら、全国レベルのスキルで活躍したい」「地方暮らしを楽しみながら、自分のペースで働きたい」そんな想いを持つ方がほかの地域と変わらず、います。
地方在住でも誇りをもって、住みたい場所で安心して暮らし、きちんと稼げること。ひとりでも多くのウェブ解析士がそれを実現できるように、つながっていきます。

秋田県在住者に限らず、同じ想いを持つ会員のご賛同をお待ちしております!

また、立ち上げにあたり、ご支援ご尽力いただいた多くの方々に、この場を借りて心より御礼申し上げます。(小川美咲)

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